このような方々に受講していただいています

基本情報

デンタルイケベ院長(医療法人社団デンタルイケベ理事長)
デンタルイケベ院長(医療法人社団デンタルイケベ理事長)48歳

【医院の売上】8,500万円
【世帯収入】2,400万円
【内訳】本人(理事報酬):150万円×12ヶ月=1,800万円
妻(理事報酬):50万円×12ヶ月=600万円

【家族構成】
妻:45歳
長男:19歳(某歯科大1年生)
次男:16歳(千葉県立高校1年生)

【居住地】
千葉県の東京寄り
【住居】
38歳の時に、8,000万円の5LDKのマンションを35年ローンで購入(月々の返済は25万円)。

現在の仕事の状況

現在の仕事の状況
平成18年(2006年)に、かねてより目を付けていた駅前ビルのテナントが空いたのを期に開業を決意。
勤務先を退職。

ユニット4台やマイクロスコープの導入、内装等で、開業費用として4,000万円かかったが、9割を借入で賄う。
※CTやセレックの導入も考えたが、ある程度起動に乗ってからにする

初めての大きな借金に不安を覚えながらも、今まで勉強してきたこと、勤務医として吸収してきたことを真面目に実践すれば道は開けると念じ、邁進することに。

【 仕事での課題 】

開業当初は売上も6,000万円を超える程度だったが、スタッフも安定し、7,000万円→8,000万円と伸びてきた。
開業から10年後の平成28年(2016年)、売上が安定的に8,000万円を超えてきたので、医療法人化することに。
実の父親と母親、妻を理事にし、晴れて理事長となる。
駅前のテナントゆえ、ユニットも物理的に4台がMAXなので、いかに生産性を上げるかについて腐心している。
現在は、1ユニット当たり、月180万円程度の売上があるので、総体的な数字としては良い部類に入るとは思っているが、可能であれば1台200万円のラインはクリアしたい。
そうすれば、200万円×4台×12ヵ月で年商9,600万円となり、歯科の開業医なら誰でも夢見る1億円も視野に入ってくる。
歯科医師会の先輩には、200万円をらくらくクリアしている人もいるので不可能ではないのだろうが、具体的にどうすれば良いのか、日々考えを巡らせている。
生産性向上の方策としては、自比率をいかにして上げるかだが、先ずは自己の自費率を上げること。
代診を雇うのは、そのあと。
更には、ユニット4台のうちの1台をスタッフ枠として確保し、歯科衛生士さんに自費のメンテナンスで稼ぐことだと考えている。

趣味・思考

現在の仕事の状況クルマが好きで、メルセデスのSUVをメインのクルマとして使っている(妻も乗れるようにAT車)。
が、もう1台、小回りの利くスポーティーなタイプも欲しいので、先日中古のアルファロメオ(MT車)を、知人のクルマ屋さんを介してオークションで購入。
オークションで買うと安く上がるので、次はカブリオレ(メーカー問わず。ただし欧州車)を狙っている。

関心事

関心事歯科医として、常に最先端の診療技術やメソッドを吸収し、自己の向上を図ることを念頭に置いている。
あとは、長男が歯科大に入ったので、学費をいかにして捻出するかということと、次男の進路。
長男より次男のことが心配。

価値観

価値観地道に努力することは必須だが、単に努力すれば良いというものではない。
そこには創意工夫が必要で、そのちょっとした差が大きな差となって帰ってくる。
※微差力というやつか?
あとは、どんな仕組み作りをすると、仕事を初めとするさまざま物事が上手く回るのかという視点をもつようにしている。

判断や決定

判断や決定意思決定は速いほう。
というか、速さは価値だとすら考えている。
熟考して10の解答を見つけるより、素早く決断して8の解答を得るほうが重要だという考え。
ただし、熟考すべき問題と素早く決断する問題があることも認識している。が、世の中の問題のほとんどは後者だと考えているし、どちらに属する問題なのかを判断すること自体を早く見極めるべきだと信じている。

外部要因は、もちろん考慮するが、何よりも直観を大切にしている。

悩み

悩み今はテナントを借りて開業しているため、物理的な制約も多く、家賃という固定費も継続して負担になっている。
駐車場を4台借りているが、何だかんだでバカにならない出費となっている。
いっそ、一時的に患者が離れるかもしれないが、駅から少し離れたところに住まい兼医院を建て、職住一体の暮らしをするほうが良いのではという思いもある。
幸いにして、このあたりは人気のエリアだし、マンションも新しいので、価格はともかくとして売却は可能だろう。
そのあたりの結論については、長男が無事に歯科医師となり、跡を継いでくれるかどうかと、次男の進路などを総合して判断するつもり。
あとは、慢性的な歯科衛生士の不足がある。
求人を出しても応募が少なく、どうしたものかと日々頭を悩ませている。
医療法人化した際に社会保険には加入したし、給与水準も低くはないと自分では思っているが、他院との比較も難しく、歯科医師会の仲間とはいつもこの話題が出るが、モヤモヤ感は晴れないまま。
自費率や売上の向上のためには、もう1人くらい、パートでも良いので歯科衛生士を雇いたいところなのだが…。

目先の課題

目先の課題長男が無事に国家試験に合格できるかというここと、次男の進路。
次男は、まだ歯科大を受けることは表明していないが、もし私立の歯学部を志望するとなると、経済的負担はいっそう重くなる。
国立に受かればこれ以上の喜びはないが、おっとりした次男の性格や成績からは、かなり懐疑的。

潜在的な不安

潜在的な不安個人クリニックの頃に比べ、今は医療法人化しているので、それをフルに活用すればいろいろなことができるはずだが、具体的な方法や手段が分からない。
何よりも、心の底では、医療法人化して良かったのか、未だに腹落ちしていない。
長男はまだ歯科大1年生と、親の手が離れるのに5~6年かかるが、その間は、自分が倒れれば大変な状況になる。
生命保険には入っているが、今の加入内容で本当に問題ないか不安。
歯科医師は、医師と異なり、目と手にダメージを受けると仕事ができなくなるが、そうした“生きているが仕事はできない”状態になることの可能性とリスク。

願望

願望
物理的な制限もある現在のテナントでは、売上の上限も決まってくる。
であれば、医療法人化しているので、分院展開してみたいという願望もある。
そうすれば、念願の売上1億円は突破できるかもしれない。
分院展開の大きな問題は、理事長の目が届かなくなること。
だが、長男を分院長としての役割を担わせれば、ある程度コントロールできるだろうし、長男を発奮させることにも繋がるかもしれない。
が、そのあたりも、長男の動向次第か?